岐阜県建築士会 まちづくり委員会

公益社団法人岐阜県建築士会 まちづくり委員会
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福まち建築士 2018年度

全体会

日時:平成31年2月8日(金) 13:30~16:00

会場:岐阜県介護研修センター3階講義室(岐阜県立寿楽苑内)

参加人数:22名

報告者:桂川麻里

 

ケアマネから見た住宅改修

 岐阜市地域包括支援センター清流・岐阜市地域包括支援センター島城西 総括リーダー 渡辺尚行様からお話をして頂きました。

 

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 まずは介護保険の内容で、基本的な内容から、対象となる特定疾病や要介護認定の流れを話して頂きました。また、変更点として平成30年4月1日以降から「認定有効期間」が3年に延長なったことを教えて頂きました。延長されたことでのメリットは状態が同じなら申請の手間が省けますが、デメリットとして状態が変われば認定を変更することが出来るのですが、認定されているからと寝たきりになっても要介護2のままの認定の人がいることだそうです。

 次にケアマネの仕事の話をして頂きました。最初のケアプランの作成や要介護認定の申請等の代行、利用者様等からの相談に関する提案をしますが、「定期的・継続的なプランの管理と見直し」が重要なようです。在宅サービスも訪問介護や通所介護だけではなく10以上のサービスがあるそうです。

 今まで施設に入所は何年待ちで入れないと言われていましたが、法律が変わり要介護3以上しか入所出来ないが、申込の順番でもなく状態の悪い状態の方から入れるようになったそうです。ということはある程度の状態ですと、在宅の方が増えていくと思われます。

 福祉用具のこともお話して頂きました。住宅改修と同じで価格が高くても知っている福祉用具事業所ばかりに依頼をするということが常になっているようです。

 65才以上の方に限り介護予防・日常生活支援総合事業というものがあり、要介護でなくてもチェックリストに該当すればサービスが受けられることがあるそうです。

 最後に住宅改修のお話をして頂きました。ケアマネさんの困りごととして今年度から複数の見積を取るように指導されているが急いでいるのにまじめに複数見積に対応すると時間がかかり施主様の信頼を失ってしまうことがあるそうです。そこに私たち副まち建築士がどうやって関われるかが課題となりそうです。

 最近多職種連携が進み始めようやく医療と介護を一つと考えて行けるようになってきたそうです。私たち福まち建築士もそこに参加できるようになり、より良い生活を送れる人たちが増えるようにしていきたいです。

 

2018年度の活動報告及び2019年度の活動の予定案について

 福まち部会の下川さんから報告をして頂きました。【活動目的】の再確認をし、今年度の内容を確認しました。

 コープぎふ福祉活動助成金の申請を部会の中で行ってきたが、来年度分の助成金がもらえるようになった為、これから活動していくことを報告しました。

 また、今年度福まち建築士として相談が瑞浪市と本巣市であったため、その内容を報告しました。

 

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グループワーク

 今回はエリア別のグループワークではなく、他エリアの方々の話も聞くという方式を取りました。

 福まち建築士として活動したかどうかや今後行いた研修やPR活動を色々な面から提案して頂きました。

 活動したかどうかより、副まち建築士としての認知度が低いためPR活動に力を入れる必要があるという話がたくさん上がってきているようでした。コープぎふの助成事業を通したり、一般の方の目につく場所へのパンフレット配布など出来ることから順番に進めていきたいです。

 

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