福まち建築士 2025年度
令和7年度 全国大会 福祉まちづくりセッション
テーマ:ユニバーサルなまちづくりを目指して~大阪・関西万博におけるユニバーサルデザインの計画と見直し~
日時 :令和7年9月19日(金)9:30~11:30
場所 :グランキューブ大阪 10階 会議室1005
参加者:会場参加者43名(岐阜県からは2名)
今年度の福まちセッションでは、大阪で行うということで、昨年度から連合会の主要メンバーで万博に視察に行くという計画から進めていきました。
まずはそのような流れとなった経緯と今回のセッションの主旨説明を川口部会長からお話しして頂きました。その後、報告、意見交換という流れでした。
「報告① 大阪・関西万博会場視察会(8月23日)の報告」をみんなの写真をまとめた岐阜県建築士会が行いました。
「報告② 大阪・関西万博におけるユニバーサルデザインの計画と見直し~障がい当事者が望んだことと実際~」として大阪府建築士会の山本さんが行なってくれました。万博視察に行った時、ある程度説明をしてもらっていましたが、改めて改善出来なかったことに対するもどかしさを感じました。
「報告③ 2025大阪・関西万博を契機とした福祉のまちづくりの更なる推進」として大阪府都市整備部 住宅建築局建築環境課 住環境推進グループ主査 秀坂正綱氏よりお話しして頂きました。大阪府へは車でしか行ったことがなかったので、他県等との違いがあまり分かりませんでしたが、今回の1970年の大阪万博からの経験も踏まえて今回の大阪万博で福祉のまちづくりの更なる推進ということが、公共交通機関を使う事によって他県との違いを実感しました。
セッションの様子 報告① 報告の様子
報告② 報告の様子 報告③ 報告の様子
次はユニバーサルツーリズムの現場からの視点で「活動報告」を行なってもらいました。
活動報告1)徳島県建築士会からは「ユニバーサルツーリズムに関する取り組みについて【誰もが気兼ねなく参加できる旅行】」についてワークショップのお話しをして頂きました。「当事者の声を一番大事に」ということで障害者や認知症の高齢者、外国の方のお話を聞くなど大変ためになるお話しでした。
活動報告2)滋賀県建築士会・京都府建築士会からは「全国バリアフリー情報公開プロジェクト IKKEL」の取り組みについてお話し頂きました。こちらのIKKELに関しては私も参加しているのですが、とても良い取り組みだと思います。その調査の関係で色々な宿泊施設を訪れる機会を得られ、ユニバーサルデザインのみならず足りないところは心のバリアフリーで乗り切ろうという施設側の心意気が伝わります。そういった内容を見て、障害をもつ方や高齢者の方も今まで宿泊を躊躇していた遠いところへも行って頂けたら良いなと思います。
https://ikkel.or.jp/
活動報告1) 報告の様子 活動報告2) 報告の様子
最後に質問コーナー、意見交換が行われました。
はじめて参加された方などは全国でこんなに色々活動をしているのかと、大変驚くとともに、大変参考になったと言って頂きました。
