岐阜県建築士会 女性委員会

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全建女 基調講演+パネルディスカッション

基調講演の様子


平成22年全国女性建築士連絡協議会(東京大会)

日 時:平成22年7月16日(金)~17日(土)
会 場:建築会館ホール
    東京機械本社ビル
テーマ:『女性建築士の新たなる出発』

 
パネルディスカッションの様子




[基調講演]
テーマ「女性とまちづくり」 
講師:宗田 好史氏(京都府立大学准教授)
 

 
[パネルディスカッション]
テーマ「これからの女性建築士の目指す道」 

コーディネーター 定行まり子氏(連合会女性委員会委員長)
パネリスト       宗田 好史氏(京都府立大学助教授)
                    柳川 陽文氏(大阪府建築士会会長)
            村上美奈子氏(初代連合会女性委員長、東京建築士会)
            鍵野 洋子氏(第2代連合会女性委員長、兵庫県建築士会)
            小谷部育子氏(第3代連合会女性委員長、東京建築士会)
            宮本 伸子氏(第4代連合会女性委員長、東京建築士会)


基調講演の報告                        

                     報告者:河内美代子
 
テーマ
女性とまちづくり―女性化する社会の中での都市と建築
講演者:宗田好史氏(京都府立大学)
 
「男女雇用機会均等法」施行以来4半世紀の間に、女性就業者が増加し、この女性たちの行動・消費が町を変えてきたと言える。京都の街の変化をブロックに分けて時系列で調べていくと、金融ビッグバンで空いたオフィスが飲食店になり、サービス産業(特に美容院・エステ・ネイルサロンなど)の増加も著しく、女性をターゲットにした消費行動にシフトしている。そしてその変化に対応していない中心市街地は取り残されていることがわかる。具体的には、例えば女性は「飲みに行こう」ではなく、「食べに行こう」という発想であり、その行動は従来のおやじ中心の考え方とは異なる。また麻雀、パチンコなどと言った男性が街中で遊ぶ娯楽店舗に代わり、女性が消費する店舗が増加。そしてそこについていけない古い考え方の飲み屋街などは時代に取り残されていく。
先生はこの現象を社会の女性化と表現され、草食系男子もその一つかもしれないと言う。
観光都市京都のお客さんは女性7:男性3。四半世紀前と比べると女性は倍増、男性は半減。女性をターゲットにした店が流行るわけである。現在、夫婦でも実質的に財布を握っているのは女性であり、特に働く女性は自由になるお金が多い。
女性をターゲットにすることの重要性はこんなことでも立証できる。
地方都市には新規事業者が少なく、女性の地方回帰も少ないため、女性化に対応したサービス産業が伸びにくく、このことが地方の後進性となり、地域再生に不利な条件となっている。古い常識を捨て、サービス産業は新世代ビジネスと捉えるなど、私たちの遅れた意識、価値観を変えていかなければ、地方再生はない。
女性の感覚・感性が世の中をリードしていきつつあり、大いに女性発信の考え方で世の中を変えていきましょうと、話を聞いてあらためて思いました。
                 




パネルディスカッションの感想


                            報告者:下川滝美

テーマ「これからの女性建築士の目指す道」

 コーディネーターを連合会女性委員会副委員長平内氏が行い、パネリストには、基調講演の講師である宗田氏、連合会副会長で大阪府建築士会会長の柳川氏が男性陣、初代連合会女性委員長の村上氏、第4代連合会女性委員長の宮本氏、現在の連合会女性委員会委員長の定行氏と歴代の女性委員長が行いました。
 20周年ということで女性委員会発足の歴史や活動の歴史を聞いて今の分科会のあり方を知りました。
継続的に取り上げてきたことは資産になるのだと、私たちの女性委員会にも通じるものがありました。
 全国の女性委員会の資産を共有できるようにするのがこの全建女であり、年に一度のこの交流会が意義のあるものにしなければと気持ちが引き締まる思いでした。

会の在り方が問われる中、歴史を知ることで今後の活動を継続していく意義の大切さがわかりました。