令和7年度(2025)活動報告
第67回建築士会全国大会 おおさか大会 その1 全体報告、記念講演会、式典、大交流会報告


なので名前だけ

第67回建築士会全国大会 おおさか大会 に参加して
報告者:長瀬 八州余
2025年9月19日に第67回建築士会全国大会 おおさか大会が大阪市北区中之島のグランキューブにて開催されました。
3,163名の申し込みがあったとの説明でした。
連合会への出向者の長瀬は、女性セッションの準備の為前泊となりました。
当日は会場開館が朝8時なので、それに間に合うようにホテルを出ます。グランキューブ玄関前には多くの方が待っていました。
(↑ 開館前の玄関前の様子)
開場後、直ぐに10階へ向かい女性セッション会場の準備を始めました。
今回開催されるセッションは10会場あり、開始時間がバラバラです。
女性セッション開始までの間に受付へ行って、大会冊子等を受け取りました。
いつもだと資料が入っている袋は、観光協会からの袋が多いと思いますが、今回は「クマリフト」の布の袋でした。
セッション資料はホームページより自分で事前に用意するとか、名札も今回はありません。
(↑ クマリフトの布の鞄に大会冊子、大阪天満宮のお守り、干しうどんが入っていました。)
セッションが終了して、3階のイベントホールへ行ってお弁当を受け取り、昼食です。
(↑ 弁当受け渡しと食事エリアには、企業ブースが壁の周りに設置されていました。)
(↑六彩弁当となにわ彩り弁当です)
(↑ 次回開催県の群馬県もブースを設けてPRしていました。)
(↑ 今回大阪のテーマカラーは赤で、はっぴの他にもう一種類上着がありました。)
静岡県が女性委員会の設立に向けて動いているということで、東海北陸ブロック会での意見交換をしたいということで、昼食を食べながら、ブロックからは、筒井さん、水木さん、有村さん、桂川さん、高野さん、長瀬が参加して、静岡県の女性4名と意見交換をおこないました。今年度の三重県でおこなわれる後期いが大会にオブザーバーで静岡県が参加する予定となりました。
(↑ 静岡県との意見交換の様子)
5階のメインホールで記念講演会、大会式典がおこなわれました。
5階のメインホール入り口では96インチモニターが2台設置されて、一台には、伝統的技能者の紹介、もう一台には、7月に行われた、「令和7年度第34回全国女性建築士連絡協議会(山形)大会」の報告がされていました。今まではパネルでの全建女報告でしたが今回はデジタルサイネージでの案内になっています。
(↑ 女性委員会活動報告のデジタルサイネージの様子。
立ち止まって見てくださる人もいました。)
17:30からはグランキューブ隣にある、リーガロイヤルホテルにて大交流会です。
大交流会へは、大会受付の時にもらった、紙製のストラップを腕につけて入ります。
今年の夏は本当に暑く、準備の大阪府建築士会の方々は大変だったと思います。
楽しい時間をありがとうございました。
記念講演会
テーマ「循環経済と未来建築」
講師:クリスチャン・サンダー・チャージッヒ氏
報告者:髙野 栄子
今年の記念講演はドイツ人の建築課クリスチャン・サンダー氏でした。クリスチャン氏はドイツ人で大阪関西万博のドイツ館とクエート館のデザインを担当されました。クリスチャン氏の建築に対するポリシーについてお話し頂き、各パビリオンのデザインについて説明頂きました。
ドイツ館の「わ」について循環の「環」と調和の「和」をもとに表現しているそうです。循環について再利用可能な材料と低炭素な資材を使って作ったそうです。
またクエート館のランドスケープには地元の造園家の協力のもと、植栽はすべてレンタルで会期が終了後リサイクルされるようです。
講演は同時通訳で行われ、説明の写真や図形は英語表記で行われました。通訳の方も1級建築士で英語が堪能な方でしたが、やはり講演者の方のお話の意味を全て理解することは難しかったです。またパワーポイントの映像も、私は万博に行っていてドイツ館やクエート館をちらっと見学していてイメージが出来ましたが、英語で何が書いてあるかわからない上にCGなどもイメージ出来なくて難解でした。グローバルな時代で万博期間中という時期でしたのでこのような講演会も有りなのかと思います。外国人の方の講演を聴く機会は今後もなかなかないとも思います。
とても良い経験をさせて頂きました。
大会式典報告
報告者:小林 教子
9月19日午後3時からの開催に先駆けて、第15回高校生の建築甲子園入賞者が舞台スライドで映され、青年委員長賞を受賞した岐阜工業高等専門学校「混ざり合うまちのすみか」も紹介されました。
(↑ 岐阜工業高等専門学校の資料スライド)
オープニングは“だんじりのおはやし”で始まり、開会宣言、主催者挨拶と、プログラムに従って進められました。全国参加申し込みは3、163名とのことです。今年の物故者312名の追悼後、連合会長のあいさつに続き来賓のあいさつがされました。
来賓はほとんどが祝辞代読でしたが、大阪府知事はビデオレターにより舞台モニターでしたが、ご自身の言葉でされ、代読に比べ温かみや気持ちがじかに伝わる気がしました。今後はこの形式が増えるかもしれません。
(↑ 長柄祭囃子保存会による、オープニングセレモニーの様子)
(↑ 古谷会長の挨拶の様子)
(↑ 吉村府知事のビデオレターでの挨拶の様子)
その後、来賓紹介、祝電披露き、大韓建築士協会会長の連合会名誉顧問任命式、表彰式と続きました。
大会アピールは大阪建築士会会長と連合会副会長石黒氏2人で行われ、大会旗が次期開催地群馬県建築士会に引き継がれました。
次回は2026年10月16日(金)高崎芸術劇場とGメッセ群馬で、「絹の国 建築つむぎ 未来へはばたけ」のテーマで開催されます。
(↑ 大会アピールの様子)
(↑ 次回開催県の群馬県125名によるアピールの様子)
大交流会の報告
報告者:桂川麻里
場所 :リーガルロイヤルホテル大阪 イーストウィング 3階 光琳の間
出席者:岐阜県から3名 総数:1,000名以上
(↑ 会場の光琳の間)
(↑ 建設当時からのシャンデリア)
大交流会の会場は大会式典等のグランキューブ大阪のお隣にあるリーガルロイヤルホテル大阪でありました。
吉田五十八が設計し「新大阪ホテル」として1965年に建てられたものです。
この日も暑い日でしたので、皆さんのどが渇いていたのか、開始前からビールの封が切られていました。
最初に巫女さんの舞が奉納され、大交流会が始まりました。
(↑ 雅楽による巫女さんの舞)
料理はビュッフェ形式で真ん中にあるもの以外に切りたてのローストビーフやラーメンは左右にあり皆さん並んで大盛況でした。
(↑ ローストビーフも担々麺も最後までありました。)
飲み物もビール以外は左右に取りに行く形式で、ウイスキーやワインなどたくさんありました。
途中、毎年企業出展でしか頂けないクマリフトさんのトートバックが今年は受付で資料のカバンとして提供して頂いたということで、クマリフトさんのご紹介の時間もありました。
いつもはセッションの準備や片付けで企業出展を回ることが出来ないので、全員が頂けるのはとても嬉しかったです。
(↑ クマリフト関係者の挨拶の様子)
最初のうちは東海北陸ブロックの席の周りにいましたが、全国大会の時にしかお会いできない方を探して会場を歩き回りました。
参加者の人数が多くて端から端までたどり着くのに一苦労しましたが、色々な方と情報交換が出来て、とても有意義な時間を過ごしました。
(↑ テーブルはブロック別になっていました。東海北陸ブロックのテーブルの様子)
来年の全国大会開催地の群馬の方達によるぐんま大会の紹介もありました。私の宿泊のホテルで20時までフリードリンクがあり、そこで群馬の富岡支部の方達がこの紹介コーナーの苦労をちょうど話されていました。お声を掛けさせて頂いたら快く仲間にいれてもらえ、来年の全国大会も楽しみになりました。
(↑ 大交流会の様子)
(↑ 記念講演会の講師のクリスチャン・サンダー・チャージッヒ氏も参加されていました。)
(司会は、落語家の桂吉坊さんでした。)