岐阜県建築士会 女性委員会

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平成23年度活動報告

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平成23年度 女性委員会総会

川原町散策


日 時:平成24年4月28日(土) 
    11:30~14:00
会 場:十八楼レストラン 時季の蔵(岐阜市湊町10番地)
参加者:10名

平成23年度事業報告書




 

美味しい料理を前にして、総会を始めます。



河原町散策と平成23年度総会報告
         
                            報告者:長瀬八州余
 
 平成24年4月28日(土)10時に十八楼駐車場に集合して、市民ボランティアの方に案内をお願いして説明を受けながら河原町の散策をおこないました。
 岐阜市内のメイン道路で東西に伸びている道路は岐阜城に向かっており戦国時代の道路で、南北に伸びている道路は奉行所と尾張藩を結ぶ道路で江戸時代の道路だということです。道路でも時代背景が残っているのだということがわかりました。

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(古いお宅拝見)

 河原町周辺は濃尾地震で被害が少なく、空襲にもあっていないので、古い町並みが残っています。馬を繋ぎ止める金物が残っている家がありました。

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(馬をつなぐ金物)
 
 江戸時代は間口の大きさによって課税されていたので、京都と同じように岐阜も間口が狭く奥行きが深い家の造りになっています。しかし京都のように道から道の半分の奥行きではなく、道から川までの奥行きとなっており本当に奥行きが長いです。ボランティアガイドさんの案内で裏道を歩きました。案内がないとわからないような細道です。昔は川の水がここまで来ていて、荷物の上げ下ろしをしていたということです。だから裏側に倉がつくられていますという説明でした。

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(細い裏道)

 メイン通りにある手湯や水琴窟を楽しんで、鵜飼い船の方に向かいます。
開幕を控えて舟はきれいになっていました。太陽光パネルを乗せている舟もありました。時代は進んでいるのですね。

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(ソーラーパネルを載せた館船)

 長良橋に袂のミニパークにある石塔や像の説明を受けました。川端康成の初恋の人が岐阜の人で「かがり火」というお話になっており、それで川端康成が岐阜に縁があるということでこのミニパークに像や碑が置かれているということです。また大きな橋は付け替えのためにこのようなミニパークが設けられているという説明も受けました。
 短い時間でしたが、わかりやすい説明で楽しかったです。ボランティアガイドの佐藤さん田中さんありがとうございました。
 午前11時半より十八楼直営レストラン「時季の蔵」にて昼食をいただきながら総会をおこないました。10名の参加があり、楽しくおいしく総会をおこまいました。

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(お料理の前菜 きれいで美味しかったです。)
 
 「時季の蔵」は景観奨励賞建築部門で賞を取っています。
総会後、工事の時の事などのお話をうかがいました。写真のパネルが用意されておりそれを見ながら説明を受けました。
十八楼の150周年事業で築120年の蔵を移築してレストランにしたということです。総重量約50tで、直角移動を含めて約80メートルを曳家して移動して、設備込みで約7,000万円の工事だったということです。新築になるので確認申請は出しており、曳家には一ヶ月半かかったということです。曳家の期間に地域の子供たちがロープを引っ張るイベントなどをおこなったということでした。
 平成23年度総会で女性委員会の今年度の締めくくりをなりました。
楽しく有意義な一日を過ごすことが出来ました。

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(時季の蔵の前の水琴窟を聞く)