岐阜県建築士会 女性委員会

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令和5年度(2023)活動報告

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東海北陸ブロック 後期 なごや大会 その2 一日目

講師の溝口氏

青年建築士協議会と共催

日 時:令和6年2月24日(土)~25日(日)
プログラム:
   【1日目】
    ●開会式 (青年建築士協議会と共催)
    ●ブロック事業発表(分科会)
     1部:見学会 名古屋城本丸御殿
     2部:講演会 「温故知新のまちづくり~名古屋での実践と課題」
         講師 溝口正人氏(名古屋市立大学大学院教授)
 
    ●懇親会 (青年建築士協議会と共催)
    ●座談会
    ●宿泊


   【2日目】
    ●後期定例(愛知)会議 (ハイブリッド会議)
    ●閉会式
      
会 場:アイリス愛知
    (名古屋市中区丸の内2丁目5-10)

参加者:女性建築士協議会参加者のみの人数
   ●ブロック事業発表 :対面のみ 46名(内岐阜県からの参加者8名)
   ●懇親会      :対面のみ 32名(内岐阜県からの参加者4名)女性参加者の人数
   ●後期定例(愛知)会議:39名 (内岐阜県からの参加者4名)
       (ハイブリッド会議) 対面:34名 WEB:5名

 

 

懇親会にて、次回令和6年度みの・関大会の案内をする岐阜県建築士会員の様子


名古屋城本丸御殿の見学会に参加して

報告者:森崎麻充

 

 名古屋城の見どころを、ボランティアガイドの方に説明していただき、効率的に見学することができました。

西南隅櫓の鬼瓦には、名古屋離宮時代に宮内省により修復されたため、菊のご紋が入っています。また、石垣には、築造を命じられた大名の刻印が見られます。これまで何回か訪れた名古屋城ですが、これらは初めて聞きました。

本丸御殿は、部屋のランクにより、襖の絵や天井などの仕様が異なっており、大変興味深く見ることができました。当時の様子を再現するとともに、現代の名工たちの技術が融合され、独特な空間を醸していました。中でも彫刻欄間の見事さは、圧巻です。

天気もよく、充実した見学会でした。

 ご尽力いただきました愛知県の女性委員会の皆様に御礼申し上げます。

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(↑ アイリス愛知から名古屋城へ向かう道中の様子)

名古屋城敷地内は写真を許可なくHPにUPすることが出来ません。
なので見学のようすの写真はありません。



 

分科会2部 

「温故知新のまちづくり~名古屋での実践と課題~」

 

講師 溝口 正人氏(名古屋市立大学教授)

報告者 伊藤麻子

 

都市の歴史の「見える化」としてのまちづくり

魅力があるまち=都市の歴史の発見があるまち ・・・この観点からお話を頂きました。

令和4年に施行された「歴史まちづくり法」は、地域における歴史的風致の維持及び工場に関する法律で、国交省+農水省+文化庁で共同提案された法律です。

近年建築産業では、人口減少に伴う税収の減少でスクラップアンドビルドからリノベーションへと移っていて、今ある建物や町並みをどう活かすかが鍵となっています。何を残し何を変えていくか。その地域での重要な歴史の見える化を実践していくべき。また、災害が頻発する昨今ですが、昔ながらの市街地であっても普段から準備をして防災地区として機能できるという事でした。

これについてどこを評価するかについては文化財評価の基準と同様である。

以下、登録有形文化財登録基準より

  1. 国土の歴史的景観に寄与しているもの
  2. 造形の規範となっているもの
  3. 再現することが容易でないもの

具体例として、名古屋城周辺と有松市を挙げられました。名古屋城を見学した直後であったので、理解しやすく興味深く聞きました。見学の名古屋城本丸御殿は資料が多く残っていて再現に大変役立ったが、モノクロ写真がほとんどなので彩色は想像が頼りだったこと。復元については、オリジナルが不明なら不明なまま残し、後生の技術に委ねてはっきり境目を残す・・という修復の要点のお話が有りまた、当時の技術の再現と復元、継承の意味で大いに意義のある事業であった事を学びました。

これまで私は、国内外で世界遺産級の建築物が鉄骨やガラスでモダンに追加修復されているのに違和感を禁じ得ませんでしたが、しかしこのお話でおおいに納得し、大変長い目での保存の考え方を教えて頂きました。

終始軽妙な語り口での魅力的で楽しいお話でした。


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(↑ 講演会後の集合写真)

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(↑ 講演の様子)



 

懇親会に参加して

 

報告者:桂川 麻里

 

愛知県で、青年・女性と合同でブロック会を合同で行うことは11年振りだそうです。岐阜県でも来年度合同で行うのは12年振りということになるので、参考になるように懇親会で楽しみながら色々なことを確認しました。

私が青年と合同で行う時は立食形式で、女性単独ですと着席形式だという印象があります。

立食形式ですと、同じ県で集まってまずは料理を持って来て一通り食べつつ歓談して、他席へ移動という感じですが、着席形式ですと、まずは同じテーブルになった他県の方と交流を深めて、他の方との歓談を楽しめるので良いなと思いました。食事もデザートまでゆっくりおいしく頂けました。

 食事の合間には女性委員会の活動報告がスクリーンに順番に映し出されていました。青年委員会は静岡県の方に記念品の贈呈を行いました。他に活動報告の表彰も行い石川県の『たてものずかん けんちくしになろう』~建築に関する絵本づくり~が最優秀賞に選ばれ、富山県の『建築技能者連帯事業』が準優秀賞となりました。

 女性はその記念品の贈呈の内容や活動報告を聞いていないので、内容が分からず残念でした。

 各県の地酒の紹介もあり、紹介後それもおいしく頂きました。

 最後に全員で写真撮影を行いました。みんな笑顔で楽しい懇親会でした。

 来年度は岐阜県で楽しいおもてなしが出来ればと思います。


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(↑ 懇親会での集合写真)


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(↑ 開始前の席の様子)



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(↑ 料理の一部 お刺身 美味しかったです。)

 

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(↑ 令和6年度の全国大会にて東海北陸ブロック代表を決める投票結果)


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(↑ 東海北陸7県+近畿ブロックから紹介された地酒表)

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(↑ 懇親会場の様子)
 


 

令和5年度ブロックなごや大会【座談会】の報告

 

報告者:岡田 利里

 

 何年ぶりかのブロック大会での座談会は、私にとっては初めての座談会でした。運営委員長と事務局を2年間務められた長瀬さんと桂川さんにお疲れさまでしたとねぎらいの言葉から始まりました。

 愛知4名、富山3名、三重2名、福井1名、岐阜4名で、飲み物とお菓子を頂きながらざっくばらんにお話をしました。

各県の活動状況のこと、担当している審議会委員のこと、それから能登半島地震のこと等...1時間程度でお開きとなりました。

 このところ開催されていなかった座談会ですが、前期はWEB会議となり、後期ブロック会議は、他県の運営委員さん達と顔を合わせられる貴重な機会となりました。さらに、ひざを突き合わせてお話しできる座談会で一気に距離が縮まった楽しい夜となりました。

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(↑ 座談会の様子)