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平成24年度活動報告

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講習会 東日本大震災における地震保険の話

委員長挨拶


女性委員会主催 講習会

東日本大震災における地震保険の話

日 時:平成24年6月8日(金) 
    13:30~14:45
会 場:あいおいニッセイ同和損保 岐阜支店 6階会議室
参加者:9名


「東日本大震災における地震保険の話」 
          講習会に参加して 

                      松村久美子
 
 あいおいニッセイ同和損保の査定員の方から地震保険
の概要、東日本大震災の地震保険査定の概要、支払いの
現状などのお話を聞きました。
 東日本大震災に係る地震保険の支払金額の見込みは
2兆7000億円。阪神・淡路大震災の支払保険金は
783億円。この金額を見ても3.11の甚大な被害
を改めて認識させられます。 
 2兆円を超える保険金を支払って損保会社は大丈夫
なのか?という疑問には地震再保険という制度があり
再保険によって政府が保険責任を分担するという制度で
守られていました。また今回の震災をうけ建物損害の認定基準が検討され半損と一部損の間に20%以上30%未満の一部半損という区分が設けられる見直しもこれからされるそうです。
 お話しを聞いた査定員の方は震災2週間後に仙台に入
り建物の損害状況を調査されました。木造住宅を例にとりチェックシートを実際に見せて頂きながらどのように査定するかを伺いました。東北気質というのか被害を受けているのに遠慮がちであったこと、優しく接してもらうと査定が甘くなるという裏話もして下さいました。
耐震のこと、建物を建てた後のこと、地震とどのように付き合ってい
くのかを考える機会になりました。


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講習の様子