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平成28年度活動報告

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見学会「モザイクタイルミュージアム」

建物前のタイル広場にて

 

日 時:平成28年11月17日(木) 
    13:00~14:30
会 場:モザイクタイルミュージアム
     (多治見市笠原町2082-5 TEL0572-43-5101)
参加者:10名(女性委員7名、一般士会会員3名)


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(建物裏側にて集合写真)

多治見市モザイクタイルミュージアム見学をして

                 

 

報告者:津川文江

 

暑い町で有名な多治見市のモザイクタイルミュージアムを見学しました。

この建物は、地場産業である美濃焼きタイルを題材として まちづくりや 地域活性化のために造られた施設です。

鉄筋コンクリート造 地上4階建で、1階は、エントランスホール、ショップ、研修室等があり 2階から4階までが展示室となっています。

設計・デザインは、藤森照信氏が担当されました。2011年から5年の歳月をかけ2016年6月に完成し開館したそうです。

外観は、ユニークで不思議な形です。タイルの原材料となる土をイメージしたそう、建物の両サイドには、熊笹と松が植えられ、これも一層、外観のユニークさを増しています。

外壁には、タイルや割れた茶碗の欠片を埋め込まれています。
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内部も2階から4階へ続く階段は、登り窯をイメージしてつくられたそうです。
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特に感動したのは、最上階の4階です。1955年頃から、笠原町の有志が全国各地で収集したタイル張りの製品や建物の一部が展示されています。モザイク画やモザイクタイル張りの流し台などは、レトロで昭和の時代の懐かしさがこみ上げてきます。
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このユニークなミュージアムに多くの人達が訪れ、素敵なモザイクタイルの好さを感じることによって、町が元気になることを願います。

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(分かり難いかもしれませんが、透明硝子の追突防止シールの代わりにモザイクタイルが貼ってありました。)