活動報告
ぎふ木造塾 木造の防耐火を学ぶ

ぎふ木造塾 木造の防耐火を学ぶ
ぎふ木造塾で開催した講座、焼杉体験を通して木造の防耐火を学ぶ講座に参加してきました!
講師は防耐火の設計手法に長年携れている、安井昇先生です。
はじめの体験では普段よく使用している建材での燃え抜けと裏側の温度比較を行いました。
木材が意外にも燃え抜けず、ゆっくりと燃えていることは驚きましたし、更に”燃えないこと”よりも”熱くなりにくいこと”という事が、命を守る建物を作る上ではいかに大事なことだと身を持って感じた実験でした。
その後の焼杉板作りでは、いかに「効率良く綺麗に燃やすか」を行うことで、モノが燃える条件を体感しました。今回は雨が降っていた為、燃え上がるまで時間がかかったとのことでした…が、それもまた、水分を含む事で燃えにくくなると言うことを解らせてくれるお天気となりました。
燃えにくい建物、燃えても安全な建物を考えるのには、逆の発想で効率良く燃やす事を知っておく。そんな事も大事なんだと思います。
木材利用促進が進む昨今ですが、木は燃えることは頭に入れつつ、いかに安全に利用できるか、また木材の長所である熱を遮るチカラを上手く取り入れて、設計に活かせたらいいなっと感じ、とても楽しく有意義な一日となりました。
是非、来年もお会いできるのを楽しみにしています!
最後、先生から頂いた言葉を引用させていただきます。
「日常が最高になるように、非日常が最悪にならないように」