岐阜県建築士会 ぎふ木造塾 特別委員会

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2012年度

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平成24年度 ぎふ木造塾 ~開催案内~

新年度が始まり、「ぎふ木造塾」の実行委員も新しいメンバーを加えて、今年の講義内容の準備を進めてきました。

 今年度は、「建築に、やさしく寄り添う庭づくり」をコンセプトに、建物と一体の庭造りに取り組まれている造園家、建て主直営というスタイルで長く住み継がれる家造りをされてきた設計者、国宝や重要文化財の調査、報告書を刊行されている研究者、土壁の伝統を守りながらも、省エネ時代に合わせた取組みをされている左官職人、限界耐力計算による構造計算を行い、石場建て足固め構法による家造りに取組まれている工務店、「エネルギーの使用は極限に減らしながら、快適性を犠牲にしない」パッシブハウスに取組まれている設計者、など魅力的な講師をお迎えしての講義になっています。

 明日からの仕事に活かせる知識、情報だけでなく、今までとは少し違った見方、仕事の可能性を広げる刺激を感じて頂ける事と思います。

 皆さまのお申し込みをお待ちしております。

 

第1回 6月16日(土)13:00~16:40
建築と庭
講師:荻野寿也景観設計 主宰 荻野寿也 氏
 風や植物の香り、雨の音、葉の色、人間は自然を感じ取ることができ、それは幸せなことです。建築が人間を雨風や自然の脅威から守り、自然の一部を五感で体験できる庭こそが理想だと思っています。(講師談)
 
 
第2回 7月21日(土)13:00~16:40
自然素材の扱い方と建主直営方式について
講師:㈱シティ環境建築設計 代表取締役・芝浦工業大学建築工学科非常勤講師 高橋昌巳 氏
 木・土・紙・草・などの自然素材の入手方法・扱い方・維持管理について。素材生産者と住み手を繋げる分離発注直営方式について。
 
 
第3回 8月25日(土)13:00~16:40
テーマⅠ:『日本建築の源流-中国の華北・華中・華南の建築-』
テーマⅡ:『禅宗の建築-美濃地方の禅の建築-』
講師:愛知工業大学 教授 杉野丞 氏
テーマⅠ:中国の華北、華中、華南地方には固有の建築文化があり、それらの建築様式と日本建築との関わりを眺めてみます
テーマⅡ:美濃地方には鎌倉時代の五山派、江戸時代の妙心寺派などの臨済禅が定着し、そこに開花した禅の建築を眺めてみます。
 
 
第4回 9月15日(土)13:00~16:40
左官から発信する「健康住宅」・「エコ住宅」
講師:小倉左官店 店主 小倉道生 氏
 自然素材を使った土壁工事による蓄熱・断熱・調湿で室内環境の改善する「健康住宅」と、左官工事による外断熱で冷暖房費の削減する省エネ「エコ住宅」木・土・紙・草・などの自然素材の入手方法・扱い方・維持管理について。素材生産者と住み手を繋げる分離発注直営方式について。
 
 
第5回 10月13日(土)13:00~16:40
私の考える伝統構法とは
講師:㈲梓工務店 代表取締役社長 伊東裕一 氏
 日本の気候・風土に合う住まいづくりが日本古来からの伝統建築の特徴であり、その技術を継承向上していくことを使命と考え、石場建て足固めの伝統構法、土壁の家を創り続けてこられた滋賀県大津市の梓工務店さんにお話を伺います。

 
第6回 11月10日(土)13:00~16:40
設備に頼る前にしなければならない省エネ設計法
講師:㈲松尾設計室 代表取締役 松尾和也 氏
 省エネといえば、スマートハウスを始めとする設備ばかりが叫ばれています。しかし、これは日本特有の特殊事情であり、海外ではまず地道な設計手法による省エネ化が最優先されています。今回はその手法を伺います。

 

詳細・申込はこちら

 
岐阜県建築士会 ぎふ木造塾 特別委員会
TEL:058-215-9361
FAX:058-215-9367
E-mail:info@gifukenchikushikai.or.jp