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2016年 ぎふ木造塾 第2回講義 報告

有限会社こころ木造建築研究所 代表 山崎健治氏

 

開催日時:2016年9月24日(土)13:30~16:30

開催場所:ふれあい福寿会館 301号室

受講者数:21名

講  師:有限会社こころ木造建築研究所 代表 山崎健治氏

講義内容:職人と共に造る~人と人、木と人との深い関わり合いを大切に~

 

 第2回の講義は「職人と共に造る~人と人、木と人の深い関わり合いを大切に~」というテーマで、山崎健治氏にお話しして頂きました。
 前半は設計事務所を開き、建築会社を設立したお話しで、後半には大工の人工も計算できるという先生独自の木拾い表の説明をして頂きました。
 先生の話の中で、会社名に『こころ』を入れたのは、西岡常一棟梁等の著書『木のいのち木のこころ』を読み『木を組む前に人を組め』の言葉に感銘を受けたからだそうです。
 先生が今の仕事のスタイルにしていったのは、森林、職人、構法の事を知らなさすぎたので、伐採植林を体験したり、職人と一緒に勉強していくうちに、力ある家づくりチームを作ろうと思い「変えていく力、実行していく力、継続していく力」の3つを基本に進めていった結果だそうです。
 大工人工を取入れた木拾い表は、大工さんの地位が現在あまりにも低い為、その仕事が施主の目に見えるように数値化するためだそうです。それだけではなく、工事の日程も明確になっていくので、一石二鳥の表です。講義の時間中にこの表を簡単に埋めましたが、設計の仕事しかしてなくても、職人さんの顔が見えてきました。職人と共に家づくりをしていく中での良いヒントが頂けました。時間が足りなく詳細な説明は聞けませんでしたが、先生のご厚意によりデータを後日頂きました。木拾い大工人工表の講義をまたして頂きたいと思いました。

 

【受講者の声】
・設計、施工を責任をもって、トータルに行われていることを聞けて、勉強になりました。よい木造住宅のつくり方がわかりました。
・木にこだわりがあり、すばらしい。
・実務的でとても有意義な内容でした。見える化=目標設定はぜひ取入れたいと思いました。

 

講義風景
講義風景
 
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